【理学療法・作業療法】CCS型実習について

クリニカルクラークシップ

従来の実習はこんなに大変だった・・・

  • 症例レポートが重視される評価体制だったため、実習終了後も深夜までレポート作成に追われ、睡眠不足や体調不良で悩まされる学生も少なくなかった
  • 限られた症例しか経験できないことも多かった
  • 指導者がいない場面でも患者評価をしなければならず、知識・経験の浅い学生には負担が大きく、クレームや医療事故につながるおそれもあった
    

緑生館のCCS(クリニカルクラークシップ)とは

緑生館の理学療法学科・作業療法学科では、実際に患者さんと接しながら、現場で働くセラピスト(実習指導者)のもとで、具体的に治療方法を学ぶ診療参加型(クリニカル・クラークシップ型:CCS型)実習を平成28年度からいち早く導入し、『学生の技術や理解度に合わせて学ぶことができる』実習環境を整えています。

3つの工程を経てステップアップ!

CCS型実習では、セラピストと共に様々な検査測定技術・治療技術を「見学」→「模倣」→「実施」の工程を経て段階的に学んでいきます。


サンプル画像

CCS型実習を経験した学生の声

作業療法学科 男子学生

実習では、指導者の先生の監視のもとで行うため、自分が上手くできていないところをその場で教えていただけます。また、教えていただいたことをすぐに実践できるところが良かったです。

作業療法学科 女子学生

従来型の実習のような1名の担当制では、1疾患のみの勉強になりますが、CCS型実習では数多くの疾患、対象者の方と接するので、1名の対象者では出来ない評価や治療など様々な経験ができ、勉強も幅広くできます。

作業療法学科 男子学生

自分が理解できているかをその場で確認してもらい、自分の理解度に応じてできるところから指導者の先生に教えてもらったので混乱が少なかったです。

作業療法学科 女子学生

睡眠時間も確保できるので、日中の実習に元気に臨めました。また、症例レポートなどの課題に追われる事なく、その日に自分が疑問に感じたことや次の日の準備などに取り組むことができ、自己学習にも時間が有効に使えました。

理学療法学科 女子学生

経験した項目をチェックするリストに基づいて様々な経験を行うことで、足りないところを明確にできたり、自分がやってみたいことの提案もしやすかったです。

理学療法学科 男子学生

定期的に実習の目標を指導者の先生と立てるため、課題を一致させて取り組めることができました。一緒にリハビリに参加するので、その場で意見交換もでき、考え方の視野も広がりました。

実習指導者からの声

  • ゆとりのあるCCS型実習を用いたことで、学生の自主性を引き出せたのではないかと思っています
  • レポートにこだわらず、患者様との毎日のかかわりを通して、実技や評価などを実体験できたのは良かったと思います
  • 各評価項目を各セラピストに振り分け担当制にしたことで、各セラピストが学生を指導することでき、指導者の負担も軽減できたうえ、当院スタッフの成長にもつながったと思います