▼作業療法士とは
身体や心に障がいがある人の機能回復や維持を目的にリハビリテーションを行うスペシャリスト。子どもからお年寄りまで、あらゆる世代が対象です。患者さんの日常生活における作業(生活動作・遊び・余暇・対人交流・職業復帰訓練など)を通して、身体と心のリハビリテーションを行います。また、理学療法士が対象とすることが少ない精神障害の患者さんも対象となります。患者さんが「したいこと=意味のある作業」を理解する中で、信頼関係を築き、生活の質を改善する「応用動作への支援に関する専門家」です。
▼現場のイマ
作業療法士の多くは、病院やリハビリテーションセンター、精神科病院などの医療機関で働いています。また、社会の高齢化に伴い高齢者・保健福祉施設や障がい者・障がい児福祉施設など、福祉分野からのニーズも高まっています。理学療法とは異なり、作業療法は食事を摂るなどの日常生活活動や趣味活動、遊びや仕事など、暮らしに密着した支援が多いため、「生活」そのものが活躍の場と言えます。
リハビリの専門家として活躍の場が広がっており、様々な分野での需要が高まっています。